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興信所に就職するには?探偵求人で求められる人材や資格は何?
更新日付 2020/02/25

「探偵になりたい」そう思ったらどうすればいいか?
これは簡単な話で、探偵事務所や興信所に就職すれば、あなたはその日から探偵です。

探偵には特に免許などはありませんので、あなたが自分で「私は探偵です」と言い張れば探偵といえなくもないわけですが、実際のとこはどうでしょうか?

興信所に就職するにはどうすればいいのか?探偵になるにはどうしたらいいのか?
実際に興信所で調査の経験を持つ元探偵が、興信所への就職について紹介したいと思います。

興信所の求人を探す方法
興信所の求人を上手に探す方法

探偵になるための方法は2つあります。

  • 探偵事務所に就職する
  • 自分で探偵事務所を開業する

一番簡単な方法は、探偵事務所に就職する方法です。

探偵事務所に就職するのであれば、履歴書を作成して面接を受けて、採用されたら探偵事務所で調査員として働くことができます。

自分で探偵事務所を開業する方法は、探偵事務所に就職すれば探偵としての必要な知識を働きながら習得することができます。

しかし、自分で探偵事務所を開業するためには、探偵事務所開業の準備から、探偵に必要とされる技術や知識を自分で身につける必要があります。

また、探偵事務所を開業することができたとしても、事務所を上手く運営することができるとは限りません。

探偵事務所を開業するのには、大きなリスクを背負うことになります。

開業にリスクがあるため、リスクを少なく探偵になるなら、既存の探偵事務所に就職する方法がおすすめです。

興信所に就職をするとなると、何より求人をしている興信所を見つける必要があります。
興信所が求人をしているかどうかは、その興信所の事情によりますので何とも言えませんが、探偵自体比較的離職率の高い職種ですので、常に求人があると思っていいでしょう。

一般的に就職を考えた場合、求人を探すのは求人情報誌かインターネットかハローワークかということになりますが、興信所の場合どうでしょうか?

まず就職情報誌ですが、これはあまり期待できません。

就職情報誌は長期間にわたって求人募集を行う業種が求人広告を掲載しているケースが多く、
少数名を募集する企業はあまり掲載しない傾向にあります。

興信所で考えれば、支社を多く持つような大手の会社は掲載していたとしても、若干名の欠員を募集しているような興信所の募集は掲載していないことが多くなります。

続いてハローワークですが、こちらもあまり数は多くないというのが現状
興信所は個人経営の小さな事務所も多く、福利厚生などが十分ではない事務所も多く存在します。
こうしたレベルの興信所は、求人広告をハローワークに出すことはめったになく、見つけるのは難しいかもしれません。

一番頼りになるのはネットの求人広告。
求人情報誌ほど掲載料も高くなく、求人が決まれば即削除ができるネットの求人には、興信所の求人も少なくありません。

興信所に就職を希望するのであれば、まずはインターネット上の求人広告を探してみましょう




本気で探偵を目指すのであれば

探偵として興信所に就職するのであれば、まずはインターネットで求人を探すということになりますが、それは求人が見つかるというだけのことで、すぐに就職ができるということではありません。

では、探偵として興信所に就職する確率を上げるにはほかにどのような方法があるでしょう。

ひとつはいわゆる「探偵学校」に入学するという方法が考えられます。

探偵学校では探偵として必要なスキルを学べる上、卒業後には就職の斡旋をしてくれる学校も少なくありません。

また、斡旋を受けられなくても、探偵学校を卒業したという実績は、多くの興信所でプラスに評価してもらえるはずで、就職に有利に働くことは間違いありません。

もうひとつは限られた方だけの方法になりますが、「縁故入社」という方法もあります。

親族に限らず、友人知人に興信所とつながりのある人がいれば、その人に仲介を頼み就職試験を受けることも可能かもしれません。

この人の伝手を利用した就職活動は、例え現状求人をしていない興信所でも、知人の頼みとあれば受け入れてくれる可能性があり、就職率は高くなるでしょう。
本気で探偵を目指しているのであれば、周囲にいる知人に相談してみるのもひとつの手といえます。

探偵として求められるスキル

求人を出している興信所に就職しようと思った時、必要なスキルや求められるスキルは何でしょう?
  • 機材を取り扱うための知識
  • 尾行や張り込みの技術
  • 最低限の車の運転技術
  • 人間関係など空気を読む力
  • など
探偵に求められるスキルは様々です。探偵となる前に身につけることが出来るスキルもあれば、探偵として働き出してから身につくスキルもあります。
とはいえ、探偵とは特に免許が必要な職業ではありませんので、絶対必要な免許や資格というものはありません。ただし職業柄、普通自動車免許がないのは大きなマイナス

そう考えると普通自動車免許は必須といえるかもしれません。
さらに考えれば、ペーパードライバーでは意味がありません
現状自家用車を所有していないとしても、ある程度の運転経験は求められるでしょう

また必須ではなくあると就職に有利になるのが自動二輪の免許証。
特に自動二輪を所有している人は、興信所としても重宝する存在と言えます。

調査の内容にもよりますが、明らかに四輪車より自動二輪の方が調査に向いているケースも存在します。
そんな時にバイクを出せてしかもそれを操縦できるのは大きなプラスポイント。

バイクはレンタカーと違い、簡単に用意できないので、興信所としては有難い存在となるかもしれません。

興信所に求められる人材


興信所に就職するということは、探偵や調査員になるということ。
探偵として求められる人材とはどのような人材でしょう。
探偵の仕事内容から推測していきましょう。
  • 理解力があり、話を聞く力を持っている
  • 自発的に行動できる応用力がある
  • ストレスに対して耐性がある
  • 時間の切り替えが出来る
  • 集中力を持っている
  • など
興信所が求める人材は、他の職業でも求められる人材の特徴と大きな違いはありませんが、興信所だからこそ求められる素質というものもあります。

ドラマや映画を見ていると派手な活躍が目立つ探偵ですが、実際の探偵に派手な仕事はほぼありません。

地道に尾行を行ったり、地道に聞き込みを行ったり、地道に資料を探し続けたりと、むしろ目立ってはいけないのが探偵です。

そう考えるとファッションや髪形が奇抜な方は探偵には不向き。
黙っていても目立つような人は尾行などに向いておらず、外見だけで断られる可能性も。
人混みに紛れて目立たない存在こそが求められる人物像と言えるでしょう。

さらに、尾行調査などになると、数時間単位で張り込みが必要な状況も少なくありません。

そんな状況でも音を上げない根気強さも必要です。
根気強さと同時に求められるのが体力
調査対象の行動によっては長時間の尾行なども必要になります。

また、そんな調査を連日こなすことも少なくありません。
そう考えると、ある程度以上の体力は必須項目といえるかもしれません。

そしてもちろん守秘義務がありますので、口が堅いことも当然条件と言うことに。
興信所に就職する際の面接で、面接官が見ているのはこういったポイントになります。

求人を行っている興信所をうまく探す方法
求人情報を探すメディアは、フリーペーパーの求人情報雑誌や求人情報サイト、ハローワークが一般的です。
興信所の求人もこれらのメディアから求人情報を見つけることができます。

興信所の求人を探す場合、地元で就職するか、それとも都市部で就職するかで、情報の集め方や就職先の興信所の条件が違います。

自分の地元で興信所の求人情報を探そうと思ったら、最寄りのハローワークか、地方のフリーペーパーを探すと見つかるはずです。

地元の興信所で就職すれば、自宅から通うこともできます。通勤に大きな負担がかからない、生活環境をあまり変わらないと思います。

地元ではなく、都市部や別の地域の求人情報を探しているなら、求人情報サイトを使うと便利です。

都市部にある興信所に就職した場合、生活する場所で困ることがあります。

一人暮らしをすぐに始めるには準備が足りないこともあって、就職してからのスタートで準備することが多くあります。

そのような負担を減らす方法として、社員寮を持つ興信所に就職するという方法もあります。

社員寮があれば、当面の生活する場所に困るということはありません

また、社員寮がある興信所なら、深夜に調査を行った後、自宅に帰る手段がなかった場合に、宿泊先として使わせてくれる興信所もあるといいます

興信所とはいっても、色んな事務所があります。

うまく自分が探している条件の興信所を見つけようと思ったら、まずは働く場所や雇用条件を絞って求人情報を探すといいでしょう。


探偵調査員の給与はいくら?調査員が貰う給料の相場をチェック!


興信所によっては、教材や機材の自腹購入が必要になることも
興信所の求人を見つけたら、応募、面接とステップを進めることになります。

応募書類のやりとりや面接は、興信所があなたを採用するか見極める場ですが、あなたが就職先の興信所を見極める場でもあります。
実際に興信所の面接に挑むときに、こんな会社は避けたほうがいい、というチェックポイントをご説明します。

探偵学校への入学を強制される
興信所や探偵事務所には、「探偵学校」を運営している会社もごくまれにあります。

入社するにあたって、その会社が運営している探偵学校に入学し、授業料や教材費を納めなければならない、と説明されることもあるようです。

機材の自腹購入をしなければならない
興信所や探偵事務所の調査では、デジタルカメラ、ビデオカメラを代表とする高価な調査機材を使用します。
これらの機材を自腹で購入し、持ち込みで使用することを強制される場合があります。


求人を比較するポイントは多々ありますが、上記の2点は応募や面接のときに優先的に確認しておくほうがよいでしょう。
「働くためにお金を求められる」勤め先は、興信所や探偵事務所に限らず、あまりおすすめできません。

興信所への就職をするということ
興信所に就職をするということは、あなたは探偵になるということです。

探偵と言う仕事は就業時間が非常に不規則な仕事になります。

仕事に関しては、基本的に依頼者の都合に合わせることになりますので、深夜早朝の勤務もあれば、休日出勤も当たり前。

近年は「働き方改革」という言葉も聞かれますが、この探偵という業界に関しては、よほど大手の興信所に入らない限り、まだまだ厳しい仕事環境になります。

こういった厳しさが高い離職率に繋がり、高い離職率があるからこそ求人があるということにもなりますが、探偵になると決めた以上、ある程度の覚悟は必要と言えるでしょう。

映画やドラマで派手な活躍をしている探偵にあこがれている方は、多少考え方を改める必要があるかもしれません。

ただし、探偵業も厳しいことばかりではありません。
最初に少し触れた通り、探偵業に免許は必要ありません。

管轄の公安委員会に届け出を提出し、大きな問題さえなければ誰でも開業することができます。

探偵として現場で実績を積み、自ら事務所を構えるという夢のある仕事でもあります。

いずれにせよ、なる以上は覚悟を決めて、まずはネットなどで求人や探偵学校について調べることから始めてみましょう。

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