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盗聴器はスマホを使って見つけられる?盗聴器発見アプリの実態
2022/08/17

盗聴器発見アプリというものが存在していますが、はっきり申し上げるとこれで盗聴器を見つけることはできません。
現在日本では約80%近くの人がスマートフォンを所有していて、盗聴器も1年間で約40万個以上販売されています。

これだけ多くのスマートフォンと盗聴器が街中にあふれていれば、スマホアプリで盗聴器が見つかったという話が出ているはずです。

何の騒ぎにもなっていないという現実がアプリで盗聴器を見つけることができないという証明になっていますが、より信憑性があるように具体的な数値を示してご説明したいと思います。

◆「盗聴器」と「スマートフォン」に使用されている周波数の違い
盗聴器に使用されている周波数
  • 「398.605MHz(Ach)」
  • 「399.455MHz(Bch)」
  • 「399.030MHz(Cch)」
スマートフォンに使用されている周波数
  • 「1800Mhz帯〜2100Mhz」

スマートフォンに使用されている周波数は1800Mhz帯〜2100Mhzの周波数となり、盗聴器に使用されている「398.605MHz(Ach)」「399.455MHz(Bch)」「399.030MHz(Cch)」からはかなりかけ離れています。

これだけかけ離れた周波数に反応するはずもないので、当然スマホアプリでは盗聴器の電波を見つけることができません。

「radiko.jp」や「NHKラジオ らじる★らじる」などラジオ放送の電波を受信できるアプリがあるのではないか?

と思いついた方もいるかもしれませんが、これはインターネットを経由してラジオ放送を受信しているのでスマートフォンがラジオの周波数を受信している訳ではありません。

◆ 盗聴器に3つの周波数が使われている理由


盗聴器には「398.605MHz(Ach)」「399.455MHz(Bch)」「399.030MHz(Cch)」の3つの周波数がよく使用されています。

周波数を使いたい場合は本来であれば総務省に許可をとらなければいけませんが、盗聴器の周波数の使用許可が下りるわけもないので無断で使用されているのが現状です。

同じ周波数を使用すると電波干渉が起こるので、すでに割り振られた周波数を盗聴器に使用する事はできません。

そのため「398.605MHz(Ach)」の盗聴器が近くに2つ設置されていれば電波干渉を起こすので周波数を変える必要があります。

使える周波数が限られていることと、同じ周波数を大量生産したほうがコストが安くなるということからこの3つの周波数が盗聴器に使用されるようになりました。

この3つの周波数以外の盗聴器も確かに存在はしますが、今まで見た盗聴器はどれも400MHz前後の周波数が使用されています。

スマホに使用されている1800Mhz帯〜2100Mhzの周波数を使った盗聴器は聞いたことがないので、どちらにせよスマホアプリでは盗聴器を見つけることは不可能なのです。

これが盗聴器発見アプリの実態なので無料という言葉に騙されて安易にインストールしないよう気をつけてください。

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